子どもの矯正治療(早期矯正治療)

混合歯列期(学童期の乳歯と永久歯がある時期)に行う矯正治療です。
永久歯列期の治療(本格矯正治療)の前段階として行うことがあります。
また、早期矯正治療のみで治療を終了できる場合もあります。

治療に関して

〜どんな症状に対して早期治療を行うか?〜


咬合干渉、歯性の反対咬合
咬合したときに上下の歯に好ましくない干渉があると、歯が怪我をする(外傷)危険や、顎の成長が左右非対称になり、顔面の歪みの原因となることがあり、早い時期に干渉を除去する治療を行います。

骨格的な反対咬合、上顎前突
上下顎の骨格的な位置バランスが悪いとき、早期に補正を試み、バランスの良い成長を促します。

口呼吸、指しゃぶり、舌癖
悪習癖を取り除き、口腔周囲筋の機能を整える治療()を行います。矯正治療後に良好な歯並び、かみ合わせを維持し、滑舌よく発音するためにとても重要な治療になります。

※ MFT(口腔筋機能療法)
口腔筋機能療法は、口の周りの筋肉の機能を改善する訓練法です。Oral Myofunctional Therapy、MTFと略されます。
筋肉の機能を定期的な訓練によって改善し、お口の周りのトレーニングを加え、咀嚼・嚥下の訓練を行い、舌と口唇の正しい安静位を得ることによって、歯列に対するバランスを整えます。


早期治療の必要性、有効性、また治療時期は患者さんの状態によって異なります。
学校歯科健診で指摘がある場合もありますが、7歳ぐらいまでに矯正の健診を受けることをお勧めします。

矯正治療の流れ
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