中学生・高校生の矯正治療(成長期後期の本格矯正治療)

全永久歯の萌出が完了し、またそれらの歯根が完成した時期から行う治療です。

上下の顎堤上で適正な位置へ歯を移動します。
歯を並べるスペースが不足していたり、上下の臼歯のかみ合わせ位置がずれている、等の状態によっては、歯の本数を減らし(便宜的な抜歯)並べることもあります。

中・高生は成長による顔面骨格、咬合の変化も予測されますが、それらについても考慮して治療を行います。

治療期間は、動的矯正治療期間(歯を動かす期間)が約1年半〜2年半、その後、保定観察期(安定装置を使用する期間)が約2年ですが、他府県へ進学する前に治療完了することが好ましく、治療の開始時期はあまり遅くならないほうが良いと思います。

しかし骨格性の要因がある下顎前突、開咬、下顎の側方偏位など、成長による症状の増悪が予想されるときは、成長の完了を待って治療を開始することもあり、その際には治療終了時期も遅くなります。

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矯正装置の種類

診断結果をもとに、患者さんお一人お一人と相談しながら、治療方法を決定していきます。
例えば、以下のような装置を使って矯正を行います。